離婚前後

「中学受験」と「熟年離婚」

【これは3年前に書いた記事です。それを再度まとめています】

子供の受験と離婚。それは「離婚」という文字が頭の中によぎり始めた私にとって、大きな決定打となり、結婚生活に終止符を打たせるものとなったのでした。

中学受験シーズンもそろそろ終わりでしょうか。コロナ禍での受験。本当に大変だったと思います。家族みんなで乗り切れた人、家族の溝、夫婦の溝が深くなってしまった人、それぞれだと思います。

そんな我が家の中学受験の日々をまとめてみました。

受験直前の「異常」な日々

結婚生活が末期の頃、単身赴任中の夫は子どもの受験のため(だけ)に毎週末帰宅していました。私とは目も合わせないし事務報告程度の会話しかありません。

それでも子どもには優しく話しかけ、世話を焼きたがります。ひどい時は私が外出から帰宅して用意していた食事を3人で食べるとき、自分と子どもの分しか食器の準備をしない事もありました。作ったのは私なのに。一緒に食べるのに。

帰宅するのは勉強を見るのが目的だったので、受験間近になると風邪をひかないように暑すぎるほどの室温設定から、部屋に霧がかかるほどの加湿器のセット。フルパワーの空気清浄機をつけて、首にネックウォーマーを巻いた状態で、家に帰ってくる元夫を待つように私は細かく指示されていたものです。

今思えば異常でした。でも拒否して万が一子どもが受験に失敗したら。

「だから俺の言う通りにしろって言ったじゃないか。言うこと聞かないからこういうことになるんだ。いい加減にしろ。」

と、罵られることは目に見えていたので黙って従うしかありませんでした。

コロナ前。密が当たり前の頃、子供がインフルエンザに!

そんなに気をつけていても、やっぱり子どもは風邪も引くし、インフルエンザにもなりました。もう、私真っ青。散々責められ「なんであれだけ言ったのに風邪引かせるんだ!」とののしられました。

全ては私のせい。自分は良いとこどりで全ての世話は私に任せっきりのくせに、思い通りにならないと子供ではなく、規則正しく生活させられない私のせいだと言われます。

当時の子供たちは今と違って少々風邪をひこうが、具合が悪かろうが、狭い教室の中で密集して授業を受けていたものでした。今からすると信じられないくらいですね。そんな中で、体調を崩さないでいることはとても大変で、親子ともどもずっと緊張していた気がします。

あの受験生活が無かったら、もう少し結婚生活を我慢していたのかもしれない。

受験がきっかけで破綻する夫婦は多いと聞いていましたが、我が家の場合にもぴったり当てはまりました。もっと風通しのいい家にしたい。当時はそればかり考えていました。

夫婦間の中学受験に対する考え方の違い

子供の受験は、親のたどった学生生活を再現するようで、理解できる部分と「これ必要なのかな?」と理解できない部分があり、自問自答しながら進みます。

我が家の場合

  • 元夫は小学校から塾に行き中学高校と私立の一貫校の卒業生
  • 私は中学高校と公立出身で塾にはほとんど行ったことがありません

この辺りから価値観に違いがあるわけです。

何が何でも私立!中学からは私立の学校しか受け付けない元夫。なぜなら公立中を知らないから。今となってみると、公立中学校に通わせて色んな家庭の色んな環境で育った子どもたちが混ざり合った空間で過ごすのもきっと楽しかったと思うのです。

私立はある程度家庭環境がわかります。お父さんお母さんも私立出身の方も多い。そんな家庭に育った私立の学校の子どもたち。これは私の見た範囲での話ですが、みんな全体的におっとり。ガツガツなんてしていません。よく言えば純粋培養。悪く言えばハングリー精神が少ない。

受験についてぶつかり合うたびに、元夫に言われた「受験したことないんだからあーだーこーだ言うなよ。受験知らないんだから黙って俺の言う通りにしろよ。」という言葉は、忘れることができません。

受験は知らなくても、実際に塾に送迎をし、毎回の宿題を手伝ったり先生と面談に出席したり、希望校の説明会に参加したり。そういうこと全てしてきたのは私です。元夫は自分の都合のいい時に勉強を見る。それしかしてきませんでした。

子供が中学受験をすることにより、夫婦の価値観の違いがあらわになり、夫婦の溝が深まっていったのです。

夫婦としてどう受験期を過ごしていればよかったのか

中学受験は確かに鍛えられます。子どもも親も。でも夫婦が揃って同じゴールを目指し、子どもを一緒にサポートしていかないと、どちらかが強引に引っ張ると我が家のように歪みができます。

子どものためによかれと思ってした受験が、結果として夫婦の仲を戻れないものにしてしまった。受験だけがすべての原因ではないけれど、離婚の大きな要因のひとつであったことは間違いありません。

全ては夫婦間で話し合いがきちんとできていなかった事。お互いの意見を聞く耳を持たないまま受験生活に突入してしまったことが、後々お互いの意見を曲げられないようになってしまったのです。もっと話せていたら。とにかく会話がなかった私たちなので、そこは本当に悔やまれます。

受験を経て離婚になったとしても

今は学校生活を楽しむ子どもの姿を見て、心から安心しています。猫が走り回り、友達が遊びに来て少々散らかっていても気にせず、加湿器や空気清浄機の使用も最低限。窓も閉めきることはなく風通しのいい家になりました。

受験を経て、得たものもたくさんあります。子供もたくましくなりました。結局我が家は離婚ということになってしまったのですが、もしも夫婦で助け合っていたら、もっと楽しい前向きな受験として子供をサポートできたのではと思います。

一緒に家にいて子育てするお父さんは居なくなったけど、心が通じ合わない人と一緒にいても、泣きたいくらいの孤独を感じていたあの頃に比べたら、今は幸せです。

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