このブログのキーワードである「50代・資格無し・元専業主婦」というのは、自分のことだけに当てはまると思っていました。先日友人と話していて、年齢の上下はあるとしても、意外と同じような境遇でこれから働かこう、働かなくてはと思っている人で、悩んでいることがあると知りました。
それは「自分が何をしたいのかよくわからない」ということ。これは私も経験があるので、とても理解できます。
「何がしたいの?」「どんな職種で働きたいの?」がわからない
「やりたいことを仕事にしよう!」
「好きなことを仕事にしよう!」
最近よく聞くこの言葉、私も同感です。3年前、離婚したばかりで働かなければならなくなった時、ようやく社会に復帰できる!あれもしてみたい、これもしてみたいと夢は広がりました。その時思ったのが「50代だし、これからは好きなことをしよう!」ということです。
しかし、長いこと専業主婦で過ごしてきて、働くという感覚から遠く離れていた50代。急に働く事になった時に「したいことは多いけれど、じゃあ一体何をすればいいかわからない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
以前は何も考えず、戦略も立てずに闇雲に就活をした結果、事務職はことごとく不採用でした。
そこで進路を変えて調理の仕事を探し、パートとして雇ってもらう事になったのです。そして調理の仕事を3年続けた後、また初回の就活で希望していた事務職の仕事に戻って探そうとしています。
時間はかかっても自分が得意なことを仕事にしたほうが良い
何がしたいのかわからないのは、まだ自分のことをよく見つめ直していないからかもしれません。悩んだ時はこんなことを試してみましょう。
1. 自分の好きなことややりたいことを紙に書き出す
これは本当に有効です。頭の中で考えているだけだと(スマホやネットの)誘惑の多い昨今。考えがバラバラになってしまいます。また、せっかく良いアイデアを思いついてもすぐ忘れてしまったり。ここはアナログ方式ですが、紙に書き出すのが一番だと思います。
ひとつひとつ好きなこと、したいこと、出来ること、嫌いなこと、苦手なことなど箇条書きでいいので書いていくと、段々「そうか。私ってこれが好きなんだ!」と見えてくるものがあります。
2. これまでの生活の中で身についたことはあるか考える
この間までしていた調理のパートは、主婦歴20年で調理に自信があったので始められた仕事でした。これまで子育て、家族の世話など一生懸命過ごしてきて得たものは、必ずあるはずです。やっていて苦にならない仕事は何かを考えてみましょう。
弁当作りが好き、掃除が好き、片付けが好き、趣味の世界を持っているなども即戦力として仕事で使えるものも多いですね。専業主婦だから何もできないことはないのです。きっとあなたにしかできない何かが見つかりますよ。
3. パートや派遣、副業などで掛け持ち可、仕事は1つだけではないと知る
私の場合は、この先パートや派遣の仕事を続けていこうと思っています。それは両親の介護なども視野に入ってくるからで、正社員という選択肢は難しいと感じているからです。そのために、ひとつでは不安な収入の助けになっていってくれたらと思いブログを立ち上げました。まだ収入というには全く役立っていませんが、このブログは気持ちを整理する役割も担ってくれているので、始めて良かったなと思っています。
また、会社勤めをしながら副業ができるなら、副収入のある選択肢を必ず見つけましょう。コロナを経験した今は、働き方は昔のままではない、むしろ大きく変わったのだということを肌で感じました。家にいながらできること、自分の好きなことで収入が得られれば、将来の不安もかなり減ることでしょう。
真剣に突き詰めれば必ず答えは見つかる
何をしたらいいのかわからないと悩んでいる間は、まだそこまで切羽詰まっていないのかもしれませんね。働きにでなければ、稼がなければ、この先不安だと思って初めて真剣に自分と向き合う事になります。
そして真剣に突き詰めて考えればきっと答えは出るでしょう。事務職で再チャレンジしようと思っている私も、深く考えずに受けた事務職の仕事は全滅した後、ライターと調理の仕事の掛け持ちをし、コロナで価値観が変わった今、また事務職に魅力を感じるようになりました。
回り道だったり、これは間違った道かもと悩んだり。そんないろいろな経験も自分を見つめる訓練になると信じて。何がしたいことなのかを見つけていきましょう。