1日に3件しか受け付けていないという「職務経歴書の添削指導」を受けてきました。応対してくれたのは、同世代の女性。女性というだけでなんだか安心できました。自宅で作成し、プリントアウトした履歴書を渡してみてもらいます。
そこにはいくつか直したほうがいいポイントがありました。
使用した履歴書の規格が古いものだった
持参した履歴書を見た担当者が開口一番「これ、古いタイプの履歴書をお使いになっていますね。新しいのをプリントアウトして記入し直したほうが良いです。」との言葉。え?履歴書に新しい古いってあるんですか?知りませんでした。
古いとわかったポイントは「保護者記入欄(本人が未成年の場合のみ記入)」という欄が書かれていたのです。これ、今は無くなっているそうで、面接などで提出するものは、新しい履歴書にアップデートしましょうと言われました。
こちらに履歴書の新しいものが載っていました。Word版とExcel版、一般的な履歴書から、自分の強みを強調できる履歴書など何パターンか用意されていて便利です。
個人情報はあえて書かなくても良い(というか削除)
履歴書の中に「結婚のため退職」や「コロナの影響のため退職」などと、自分としてはわかりやすいようにと盛り込んでいましたが、それは却下。履歴書でそこまで書く必要は個人情報の観点から見ても要らないようです。ましてや離婚したなんてことは、全く必要なし。
ただし、配偶者の有無を記入する欄があるので、そこはバレてしまうかもしれませんが。履歴書の文章としてはプライベートなことは省いていいそうです。これ、ちょっと気分が楽になりますね。
逆に退職の理由として書いた方がいいものとしては、会社が倒産してやむを得ず退社というものなら記入しておいた方が良いそうです。それ以外は全て「一身上の都合で退社」これでOK。
職務経歴は出来るだけ膨らませよう!
数少ない私の職務経歴ですが、その中でも新卒で入社した会社のことも記入します。しかし何せ30年前の話。サラッと流した方が良いのかと思い、箇条書き程度で済ませていたら、
「せっかくここでしている仕事が、これから受けようと思っている事務の仕事に繋がっているのですから、書かないのはもったいないです。この時はどんなことをしていたのか、業務をもっと詳しく膨らませて書きましょう」
と、言われました。なるほど。確かに2行程度の説明ではもったいなかったかもしれません。新卒で入社した会社で働いていたことも、今の自分に少しは役立っているものもあるかもしれないし、恥ずかしがらずにスキルとして書き足さなければ。
あの頃の自分が、30年後また同じ事務の仕事をすると知っていたら・・・寿退職なんて言う慣例のまま簡単に辞めてしまわずに、しがみついてでも仕事を続けるという選択をしていたら・・・人生は大きく変わっていたかもしれませんね(遠い目)。
自己PRでは長文が良い
次に自己PRのところでチェックが入ります。職務経歴のところを膨らませることで、ある程度私のこれまではわかるようになるので、自己PRのところでは自分に何が出来るのか、どんなことが得意なのかと言うことを伝えるようにしましょうと言われました。
そうですよね。職務だけ見ても、例えば「Webライター。〇〇や〇〇の分野の記事を執筆していました。」とだけ書かれても、事務職として採用する人は「・・・だから?」ってことになりますよね。じゃあライターとして活動している間に何が出来るようになったの?と言うことを知りたいわけです。ワードやエクセルは使えるのか、表を作ったりは出来るのか、事務に役立つスキルはあるのか。そこが採用する方としては知りたいことなのですから。
本人希望欄はどうしても必要なことだけ書き、なければ書かない
最後に本人希望欄のところ。私が記入していた「週休2日制・駅から近いことが希望」と言う文字を見つけ「これは、どうしても週休2日じゃなくちゃ困るのですか?」と聞かれました。「どうしても譲れない条件がある場合以外は「特になし」と書くのが無難です。」とのこと。
面接官が2人の候補者の間で、採用をどちらにしようか悩んだときに、臨機応変に対応できる人を採用するからだそうです。希望欄に「週休2日」と書いてあると、何も書いていない人より融通が効かないと思われる可能性があるので、書かない方が良いそうです。なるほど!
行ってよかった!職務経歴書添削
大きな変更はそのくらい。自分の書いた動機や自己PRなども「お伝えした点を付け加えれば大丈夫。とても上手くまとまっていますよ。」と褒めてもらえました。
こうした細かな対応をしてくれるのは、やはり対面式のハローワークならではと思いました。思いおこせば3年前の職探しの時。ハローワークでお世話になる前の、ネットで自分で職探しをしていたときに出した履歴書は、本当に簡素で、私の人となりもわからない、そっけないものだったのだなあと今になって恥ずかしいです。
その後ネット検索をして、いくつか気になるところを見つけることが出来ました。これからどんな会社を受けるか、そのタイミングはいつなのか、またハローワークの人に相談しながら進めていこうと思います。

連日のパソコン教室通いと今日のハローワーク。肩腰がバキバキです。今夜はクナイプのバスソルトの良い香りに包まれて温まろう。