苦戦続きの就活。50代、職歴にかなり期間が開いている人には、事務職の仕事もなかなか見つからないということを身をもって感じているところです。事務で正社員、とか、事務でフルタイムなんて、自分にとっては無理な挑戦だったのだろうかと、日に日に自信を無くしていく毎日です。
そんな中ではありますが、職探しをしない選択肢は無いわけで、落とされてもまた凹んだところから立ち上がり、ハローワークの求人を見つめる日々です。先日最後の最後に受けた公務の仕事の面接がありました。書類審査を経ての2次試験が「面接」と「エクセル試験」でした。
結果は残念ながら今回も❌。でも今回は自分で「やってしまった・・・」とはっきり自覚できる部分があったので、(認めたくないけど)納得の落選というわけです。面接時に聞かれたことでどう答えたらよかったのか振り返ってみたいと思います。
面接官が「長所」と「短所」を聞くわけ
これまでに5回くらいの面接の機会がありましたが、ほぼ全ての場所で「長所」と「短所」が質問されました。この質問をするには以下のような意味があると言われています。
- 自分を客観的に分析できているか
- 応募している職種に対して適した性格かどうか
- 会社の雰囲気に合致する人かどうか
確かに。「長所」と「短所」を話してもらえば「その人となり」がある程度わかるようになっています。そのためには最初から自分の長所と短所をしっかり把握しておく必要があります。
一連の面接では、たいてい面接の最後の方にこの質問が投げかけられました。「私はリーダーシップを取って人をまとめるのが長所です。」と言った場合、もしそれまでの面接の流れが自身の無さそうな返答ばかりになっていたとしたら、面接官は「え?大丈夫?」となるわけです。
今回苦戦している就活で、自分はこの「長所」と「短所」を前もって準備しておくということをせず、その会社ごとの面接の流れで思いついたことを話していました。
A社では
- 誰からも話しかけられやすいところが長所です
- 誰にでもいい顔をしてしまうことが短所です
B社では
- 怒っている相手に対して同じように沸点を上げずに落ち着いて対応できるところが長所です
- 自分の意見を押し通すことができず遠慮してしまうことが短所です
と話しました。
今回自分で「失敗した!」と思った要因は、面接をする場所や行う仕事は少しずつ違っていても、長所と短所は一貫して同じものにしておくべきだったということです。質問される内容によって、その会社ごとに変えた長所と短所を話していましたが、そうすると「その理由は?」と聞かれた時に、その時言った長所と短所ごとにメリットデメリットを考えなければならず、頭の中が真っ白に。最初から一貫して同じ長所と短所を考えておくべきでした。
長所はそれを伸ばすためにしている工夫も話すと良い
就活で自信を無くしているところへ、あらためて自分の長所を見つけ出すことは、かなり大変な作業です。あまりにも長所をアピールしすぎるのも違う気がするし、そもそも若い新卒の就活ではないので、アピールばかりでも少し興醒めしてしまいますよね。希望の会社のカラーを研究し、そこで欲しいと思われている人材とマッチした長所を選びましょう。
「長所を生かせるようにこんなことができます」という風に、前向きな情報を加えるのもポイントになりますね。私は長所を答えただけで終わってしまったので、その先をアピールできず、後悔が残りました。
短所は伝えるだけではなく、その短所を克服するために工夫していることまで話す
短所の伝え方は難しく、選択は慎重でなければなりません。たとえば「私の短所は、周りに流されやすく、最後は相手に合わせてしまいます」これだけで終わりにすると、短所だけが強調されてしまいます。
「この短所を直すために・・・」と続け、短所を認め、それをどのようにして直そうとしているかと言うところまで話すのが正しい答えのようです。
これまでの面接では、長所と同じく短所も例を挙げただけで答えが終わっていました。後につながる言葉を続けないと、評価は得にくいと言うことがわかってきました。
長所と短所は分かりやすく、的確に伝えよう
- 長所と短所の一覧表を作ってみる
- 長所を伸ばすための努力・短所を減らすための努力を考える
今になって書店で見つけ、読んでみたこちらの本。面接で大事なのは「本番」よりもむしろ「準備」とあります。元々誇れる職務経歴もなく、年齢を重ねた50代。そんな私が転職するにはもっともっと戦略を立てて準備する必要があったのだと、今になってようやく気づいています。豊富なノウハウが書かれているので、気になった方はぜひ読んでみてください。

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