桜が満開の3月末に、5ヶ月間の就活の末に仕事が決まりました。3月末に決まって、4月1日から仕事開始です。
それから1週間が過ぎ、ようやく回り始めた仕事をする生活。これまでの無職時代に溜めていた気持ちを全力で吐き出すかのように、仕事に集中しています。あまりに集中し過ぎてちょっと前のめり気味かも。
50代の就活とは、自分にとってとても実りあるものだったなと今になって思います。そんな日々をまとめてみました。
\仕事決まった!の話はこちら/

1歳でも若いうちに職探しをするべし!
職歴が少なく、これから働こうと考えている人も多いことでしょう。子どもの手が離れたらとか、子育てが一段落したら、とかタイミングも難しいですよね。私は離婚した時と子供が小学校を卒業した時が重なっていたので、それが自分にとって社会に復帰するタイミングでした。
でも実際に体験して思います。
「仕事探しは1歳でも若い方がいい!」
年齢の縛りって、今はあまり言われていません。求人票を見ても「年齢不問」のところがとても多いです。逆に「〜歳まで」と限定しているのを見つける方が難しかったです(事務職に関してですが)。
ところが、実際に面接に行ってみると、よほど華麗なるキャリアがある人でなければ、これからまた再スタートを切ろうとしている50代は相当採用が厳しいのは事実です。
ほとんどの面接で「事務職について直近の経歴はあるのですか?」と聞かれます。20年以上前の経歴を掘り起こして質問されますが、その時の自分と今の自分はほぼ別物というくらいの時が流れ、経験したことも増えています。20年前の経歴でしか勝負できないのはとても心許ないと感じました。
仕事をしたいと漠然と考える気持ちがあるのなら、今からでも遅くありません。1歳でも若いうちに探し始めましょう。
過去の自分に囚われ過ぎず、子育て期間に身につけたものも活用すべし!
結婚前にしていた仕事「事務職」に復帰すべく、もがき続けた就活期間でした。でも最後に採用してくれた会社は、子育て時代、少ない時間の中から自分が好きで続けてきたことを活かせる仕事でした。
大きくて綺麗なオフィスに出勤とか、スーツ着てキビキビ仕事とか、大勢の職場の人がいて出会いがあるかも・・・などを当初は期待して面接していたのも事実です。それは昔の自分が経験していたことだったから。
ただし、それらを手に入れるには、決定的に職務経験が自分には不足しているのだと、多くの面接を受けた後になってみると思います。面接を待つ間、そこで働く人の姿を見るわけですが
「自分が家庭に入っていた間にもこの人たちはずっと働き続けていたのだな」
と思うと、そんな中に入って1から全てを教えてもらうのは難しいなということを感じました。
過去の自分と全く同じ仕事に復帰する必要はなく、家族のために費やしてきた年月の間に身につけたことを評価してくれる会社は必ずあります。それは少人数で、小さな会社かもしれません。でも、50歳を過ぎた自分にとっては、そちらの方が実は融通が効いて働きやすい場だったのだと実際に入社してみて気づきました。
主婦時代に身につけたスキルだって絶対にある!
歳を重ねればある程度図々しくなります。人との接し方、言葉の使い方、若い頃なら出来なかったことも、今なら意外と出来てしまったりします。それは履歴書の「職務経験」には書けないけれど「人生経験」にはなる大切なことだと思います。
- 手作業が好きな人ならそれを活かせる仕事
- 子どもの扱いが上手な人ならそれを活かせる場所へ
- 掃除や整理整頓が好きな人ならそれを使える仕事に
- 話すのが得意な人なら人と対話して成り立つ仕事へ
履歴書作成、職務経歴書作成、面接、小論文全て無駄ではなかった
採用はされなかったものの、就活に関してひととおり経験したことで、50代ののんびりとした思考回路が社会人モードに戻ってくるのを感じました。何枚も書き直した履歴書も、今となっては自分を見つめ直す良い作業だったなと思います。もうこの先こんなに履歴書を書くことはないかもしれません。
全て社会復帰に向けての大切な準備期間だったのだと思うようにしています。
若くて人生経験の少ない人より、歳を重ねて色んな経験をした人こそ必要とされるニーズがきっとあると思うのです。それらを選んで、しかもそれが自分の好きなことなら長くずっと働くことができることでしょう。
50代、専業主婦だっただからこその就活。紆余曲折があったものの、収まるところへ収まったなと今は、自分の選んだ決断に後悔は全くありません。
******************
多くの人に読んでいただくため、ランキングに参加しています。
ぜひクリックをお願いします!
