「お電話ありがとうございます。〇〇株式会社の〇〇が承ります。」
こうして始まるコールセンターでの毎日。コールセンターという電話を取る仕事を始めてから、もうすぐ2年が経とうとしています。今回はコールセンターで働くことになった経緯やその働き方について書いて見たいと思います。

コールセンターの募集は、いつでもどこでも溢れている
求人を検索してみると、コールセンターってとても多いです。パート・アルバイトから派遣社員、正社員まで、豊富な求人の中から選ぶことができます。
オープニングスタッフと書かれた求人も多いので、初めての人はここを選ぶのもおすすめです。オープニングスタッフであれば、そのコールセンターの立ち上げということ。コールセンター業の経歴には差はあるものの、そのセンター独自のやり方や、研修方法などがあり、研修期間も比較的長めに設定されているので安心です。
コールセンターは全く初めて。超初心者だった私ですが、周りを見回してみると、コールセンター歴○年。という人が意外と多いことに気づきました。中には、10年以上コールセンターで働いている人、家族や兄弟姉妹と一緒に働いている人などもおり、それだけ始めやすく、続けやすい仕事だと言えるのでしょう。
コールセンターの面接ってどんなことがあるの?
求人でコールセンターを見つけ、実際に面談に行くと次のような面接がありました。
- ◆タイピング
- 話しながら入力をするので、ブラインドタッチができないと難しいでしょう。
- ◆声に出して文章を読む
- 「スクリプト」という、実際にお客様との会話の書かれたプリントを読み、スムーズに読めているか、なまりや方言が出過ぎていないかなどをチェックされました。
- ◆計算力
- 意外だったのが、電卓使用OKの簡単な計算があったことです。実際に働いてみると、商品の金額について計算することも多いので、標準的に出来ていれば問題ないようです。
- ◆敬語を適切に使えるか
- これは、お客様に対して失礼のないようにということです。基本的な敬語さえ使えていれば問題ありません。入社後に研修もありますから。
- ◆協調性があるか
- コールセンターは、扱う商品の種類にもよりますが、幅広い年齢層の人たちが一緒に働く場所。協調性も問われていると思います。実際年下の社員や上司から教わることがほとんど。初心者の私は、どんな年齢の人に教わるときも、年下の人であっても、教わる自分は新人であることを肝に銘じています。
- コールセンターは求人が多いので、興味のある職種なら、仕事から学べることがたくさんあります。

コールセンターで働くメリット・デメリット
2年近くコールセンターで働いてみて、これまでに一度も「辞めよう」と思ったことはありません。正直なところ、実際辞めていく人は多いです。そんなコールセンターのメリットデメリットを挙げて見ました。
デメリット(辞めていった人たちの理由より)
上司との仲が上手くいかないため(これはどんな業種にも当てはまることですね。辞めていく人に大半はこのケースです。)
→対策:上司は1人だけではないので、苦手な上司がいたら別の上司に相談してみる。別の部署に移動を希望する。
不本意な業務に回されたため(自分が希望していたチームから外されたことで辞めていく人も多いです。)
→対策:どんな仕事にもやって見なければわからない側面があります。嫌いだから、苦手だからと、移動する前に辞めてしまってはもったいない。少し我慢して取り組んでみれば、意外と面白くなってきたりするものです。
メリット(自分が続けられている理由より)
学びが多い。
応対品質向上の研修が定期的にあるため、敬語の使い方、声のトーン、話の進め方などを学ぶことができます。これ、なかなか他の仕事では受けられないものなので、これからどんな仕事についても、電話の応対には自信が持てると思います。
残業をするもしないも自分次第
もちろん、定時の時間まで電話は取らなければなりませんが、時間が来たら基本は即退社OK。残業はありません。これがとてもはっきりしていて良いと思います。
人の声に興味が持てる
それまで、人の声を聞いて「あ、いい声」などと思うことは、ほとんどありませんでした。コールセンターは声優や俳優を目指していたり、音楽(歌うこと)を趣味や副業にしている人も多かったりするので、声の良い人が集まる場所でもあったのです。
耳に心地よい話し方をする人は、隣の席に座っていても気持ちよく、またお客様に好かれるのも納得ということ。人の声を聞き取ることに敏感になりました。
ハローワークでも求人サイトでも、コールセンターの募集は途切れることがありません。長く続けられる仕事でもあるコールセンター。これからも無くなることはないでしょう。学びも多いこの仕事をぜひ求人サイトで探して見てください。